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2025-11-17

冷え・乾燥・落ち着かない…秋の乱れはVATAから。今日からできるやさしいケア

秋はアーユルヴェーダでは、VATA(風・空)が高まりやすい季節と言われています。※VATA=ヴァータと読みます

VATAの増悪は、乾燥・冷え・不安感・睡眠の浅さ・便秘・集中にしにくさなどを引き起こしやすくなります。

本格的な冬を迎える前の今、VATAを鎮めるセルフケアが、とても重要になります。

今回はVATAや、増悪したVATAの鎮静についてをご紹介していきます。

秋にVATAが乱れやすい理由

  • 気温差が大きい
  • 風が強く乾燥する
  • 予定が増えて忙しくなる(移動・変化=VATAの性質)
  • 日照時間が短くなり、気持ちがアンバランスになりやすい

これらは「冷・乾・軽・動」というVATAの性質を増やす原因に。

秋の食事ケアのポイントは?

キーワード:温かい/油分/消化に優しい

  • 温かいスープやシチュー
  • ギーや良質なオイルを適度に摂る
  • シナモン・ジンジャー・カルダモンなどの温性のスパイスを摂る
  • カフェインの取り過ぎには注意して、ハーブティーなどに切り替える

控えたいもの:冷たい飲食/サラダ中心の食事/スナック類/過度な刺激物

VATAの「冷・乾・軽・動」と、反対の性質を持つ食事は、鎮静効果があります。

完璧を目指すのではなく、まずは意識をして、食事を摂ることもVATAケアのひとつに。季節に合わせて食事を摂ることで、自分自身を労ることができます。

ライフスタイルで意識したいこと

キーワード:ゆっくり/規則正しく/温める

  • ゆっくりと深呼吸をする(仕事の合間・寝る前)
  • お風呂で身体を温める
  • ルーティンの一定化(寝る時間・起きる時間を決める)
  • オイルマッサージ(アーユルヴェーダではセサミオイル推奨)

年末に向けて忙しなくなるシーズンですが、ふと立ち止まり、ほんの少しの時間でもゆったりとした時間を確保することで、VATAの増悪を防ぐケアになります。

生活の中に組み込みやすいVATAケアを見つけて、バランスを取ってみることもおすすめです。

日々の忙しさにいっぱいいっぱいになってしまう時は、サロンに駆け込み、信頼できるセラピストに身を任せて過ごすことも、時には大切。

SLOWでは、VATAが高まっている時には、ゆったりとホットストーンを交えたトリートメントで、温め、呼吸を深くすることを推奨しています。

乾燥の性質もあるVATAの季節は、お顔の保湿をサロンでしっかり行うこともおすすめ。

秋のメンタルケア

VATAが乱れると「そわそわ」「不安」「考えがまとまらない」が出やすい季節。

私も秋になると、年末が近いせいか、あれもこれも手をつけては、頭がいっぱいになって、疲れが抜けないという状況に落ち入りやすいです。

わかっているのに、ついつい秋のVATAエネルギーに引っ張られてしまいます。

そんな時にできるメンタルケア

  • ゆったりとヨガをする
  • 30分程度の読書やジャーナリング
  • アロマの活用(サンダルウッド・スイートオレンジ等)
  • 足を温めたり、マッサージをする

アーユルヴェーダは、目に見えないエネルギーの影響を受けますが、ケア方法は体系的で取り入れやすいものが多いところが、個人的にすごく好きなところのひとつです。

難しくなく、誰でも取り入れられて、自分のことを理解をでき、更には大切にできる。

5,000年以上も前から続くやさしい智慧です。

誰でも今すぐ始められるVATAケア

  • 毎朝の一杯の白湯
  • スマホ時間を減らす(刺激=VATA上昇)
  • 夜は部屋の照明を少し落とし気味にする

アーユルヴェーダでよく推奨される白湯は、もちろんVATAにも効果的。

温かさ・潤い・やさしさを同時に与えてくれる白湯は、朝の習慣にとてもおすすめです。

それ以外にも、簡単にできたり、意識をすることでVATAを鎮静できるケアもあります。VATAの増悪に心当たりがある方は、ぜひこちらも参考にして、季節と仲良く、心地の良い時間を増やしてみてくださいね。

 

 

 

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